YAMLって?パソコンにわたす「メモ」

一目でわかるインフォグラフィック

YAMLは「人間に読みやすい」データ形式

プログラムの設定ファイルなどでよく使われます。
見た目がシンプルで、箇条書きのメモのように直感的に理解できるのが特徴です。

3つの基本ルール

① キー: 値

「項目名」と「その内容」をコロン(:)で繋ぎます。コロンの後には半角スペースが必要です。

② インデント(字下げ)

半角スペース2つ分の字下げで、データの階層(親子関係)を表現します。

③ ハイフン(-)

ハイフン(-)を使って、リスト(複数の項目)を表現します。ハイフンの後にも半角スペースが必要です。

具体例で見てみよう

ユーザーのプロフィール情報をYAMLで書いてみます。

📄 user_profile.yml

name: "山田 太郎"
age: 30
is_premium_member: true
address:
  # インデントで階層化
  prefecture: "東京都"
  city: "新宿区"
hobbies:
  # ハイフンでリストを表現
  - 読書
  - 映画鑑賞
  - プログラミング
email: null # 値がない場合はnull

キーと値: name: "山田 太郎" のように、項目とその値を設定します。

階層構造: address の下に、prefecturecity がぶら下がっています。インデント(字下げ)が親子関係を示します。

リスト: hobbies には複数の趣味が並んでいます。ハイフン(-)でリストを表します。

データ型: 文字列、数値、true/false(真偽値)、null(空)など、様々な種類のデータを扱えます。

コメント: # から始まる行はコメントとして扱われ、プログラムからは無視されます。メモを残すのに便利です。

どこで使われるの?

⚙️

設定ファイル

アプリケーションの動作設定

🐳

Docker

docker-compose.yml

Kubernetes

マニフェストファイル

🚀

CI/CDツール

GitHub Actionsなど